「外壁にひび割れができたけど、大丈夫かな？」
長く住んでいる家であれば、外壁にひび割れを見つけることもあるかもしれません。小さなひび割れなら、つい見過ごしてしまうこともあるでしょう。しかし、外壁のひび割れは、放置しておくと様々な問題を引き起こす可能性があります。
この記事では、外壁のひび割れが起こる原因や、放置することによるリスク、そして適切な対処法について詳しく解説します。
外壁のひび割れが起こる原因と種類
外壁のひび割れは、大きく分けて経年劣化と施工不良が原因で起こります。
経年劣化
- ヘアクラック: 髪の毛ほどの細いひび割れで、塗膜のひび割れが主な原因です。
- 構造クラック: 建物の構造的な問題や地震などにより発生するひび割れで、建物全体の安全に関わる可能性があります。
- 乾燥クラック: 塗装時の乾燥不良が原因で発生するひび割れです。
- 縁切れクラック: 塗装の途中で作業が中断されたり、部分的にやり直しになったりすることで発生するひび割れです。
施工不良
施工業者の手抜き工事や、誤った施工方法が原因で発生するひび割れです。
外壁のひび割れを放置するリスク
外壁のひび割れを放置すると、以下のようなリスクがあります。
- 雨漏り: ひび割れから雨水が侵入し、室内に水が漏れる可能性があります。
- カビや腐朽: 雨水が侵入することで、カビや腐朽が発生し、建物の寿命を縮めます。
- シロアリの侵入: ひび割れからシロアリが侵入し、建物を食い荒らす可能性があります。
- 断熱性能の低下: ひび割れによって断熱性能が低下し、冷暖房費が増加する可能性があります。
- 外観の劣化: ひび割れが目立つようになり、建物の外観を損ねます。
外壁のひび割れの補修方法
外壁のひび割れの補修方法は、ひび割れの大きさや原因によって異なります。
自分で補修する方法
- ヘアクラック: セメントチョークやスプレー式のセメント材で補修できます。
- 業者に依頼する方法: 構造的な問題がある場合や、広範囲なひび割れの場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼するメリット
- 適切な診断: 専門家が原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。
- 確実な施工: 専門的な知識と技術を持った職人が施工するため、安心して任せられます。
- 保証: 一定期間の保証が付いている場合もあります。
まとめ
外壁のひび割れは、放置しておくと建物の寿命を縮めたり、雨漏りなどの原因になる可能性があります。早めの点検と適切な処置が大切です。
- 定期的な点検: 定期的に外壁の状態をチェックし、小さなひび割れを見つけておきましょう。
- 専門業者への相談: ひび割れが大きい場合や、原因が不明な場合は、専門業者に相談しましょう。
- 適切な補修: ひび割れの原因に合わせて、適切な補修方法を選びましょう。
外壁のひび割れは、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。この記事を参考に、ご自身の家の外壁の状態をしっかりと確認し、適切な対策を取ってください。